国民生活センター「報道発表資料」
2026.5.20
酸化染料を含むヘナ製品によるアナフィラキシーが発生
‐かつら用の製品を頭髪に使ってはいけません‐
8.消費者へのアドバイス
(1)かつら用のヘナ製品は絶対に頭髪に使用しないでください
市場にはかつら用とされるヘナ製品がみられますが、これらは雑貨品扱いであり、人体には使用できません。
今回テストした、「黒く染まる」とされるかつら用のヘナ製品すべてに、アレルギー性接触皮膚炎・アナフィラキシーの原因となるパラフェニレンジアミン等の酸化染料が含まれていました。
広告等で、頭髪に使用できるかのような記載があったとしても、かつら用の製品は絶対に頭髪に使用しないようにしましょう。頭髪には、医薬部外品や化粧品であることが明確な、医薬品医療機器等法による承認を受けたものを適正に使用しましょう。
(2)美容所や理容所で毛染め施術を受ける際は、使用される製品が頭髪用であることを施術者に必ず確認しましょう
ドクターメール箱に「美容所で使用されたかつら用ヘナ製品に含まれていた酸化染料によりアナフィラキシーショックを発症した」という事故情報が寄せられました。
美容所等においてパーマネントウェーブ用剤や染毛剤等を使用する際は、医薬部外品及び化粧品として、医薬品医療機器等法による承認を受けたものを適正に使用し、その安全衛生に十分留意することが求められています。
美容所や理容所で毛染め施術を受ける際は、使用される製品が頭髪用であることを施術者に必ず確認しましょう。また、過去のアレルギー経験や不安がある場合は事前に施術者へ伝え、使用される製品について不明な点がある場合には、施術者に説明を求めるようにしましょう。
(3)酸化染料等にアレルギーの経験がある方は、ご自身で皮膚アレルギー検査(パッチテスト)を行う前に医師へ相談しましょう
酸化染料等にアレルギーの経験がある方は、少量の使用や、消費者自身が行う皮膚アレルギー検査(パッチテスト)であっても重いアレルギー症状が出ることがあります。そのため、このような方は実施する前に医師へ相談しましょう。
国民生活センター「報道発表資料」2026.5.20 より抜粋






















国民生活センターの暮らしと商品テストの情報誌「たしかな目」
「たしかな目」2006.10
商品テスト|ヘナ配合の白髪染め
ヘアカラーリング剤の中でも、永久染毛剤は酸化染料による化学反応によって毛髪を染めるために、色持ちはよいのですが、かぶれなどの皮膚トラブルを起こすことがあります。そのため最近では「安全」「天然」をうたった半永久染毛料の一種である「ヘナ」を配合した商品が増えています。ヘナの原料は、インド等に生える低木で、和名ではシコウカまたはマクレナイノキと呼ばれるミソハギ科の植物です。葉の中には赤褐色の色素「ローソン」が含まれており、葉を乾燥・粉砕したものが「ヘナ」と呼ばれ染毛や皮膚・爪を染めるために使用されることがあります。日本ヘアカラー工業会のホームページによると、ヘナだけで染色した毛髪は淡赤~淡褐色で、日本人の白髪染め用としてはほとんど効果がなく、欧米ではもっと暗い色に染めるヘナ製品が販売されていますが、ヘナ以外の染料が配合されている場合があり、それが原因でまれに皮膚トラブルを起こすこともあるようです。そこで、ヘナ配合の白髪染めについて染毛効果を中心にテストしました。
国民生活センターの暮らしと商品テストの情報誌「たしかな目」2006.10







「たしかな目」2007.7
商品テスト|酸化染料を含むヘナ白髪染め
「たしかな目」2006年10月号ではヘナ配合の白髪染めについてのテストを掲載しました。そのテストでは、アレルギーの原因となる酸化染料は含まれていませんでしたが、ヘナ色素だけで染めた白髪は淡赤から淡褐色となり、他の染料を加えなければ黒くは染まらない、ということがわかりました。
国民生活センターの暮らしと商品テストの情報誌「たしかな目」2007.7
一方、ヘナ配合をうたった商品の中には、「ケミカルヘナ」「ブラックヘナ」「化学染料を含む」等の表示がある商品もあります。全国の消費生活センター等にヘナ製品によるアレルギーの相談が寄せられていることから、アレルギーの原因となる酸化染料がこれらの商品に含まれていないか、テストしました。





