CARAKA SAMHITA|シラジット関連文献

CARAKA SAMHITA

その源となる鉱石と投与方法によって、どのような特徴があるかを説明しよう。金などの山の鉱石を太陽で加熱すると、柔らかく滑らかで透明な物質が排泄される。これがシラジットである。金鉱石から得られるシラジットは甘いが、わずかに苦く、ジャパの花のような色をしており、消化後の味は刺激的である。銀鉱石から得られるものは、辛く、白く、冷たく、消化後の味は甘い。銅鉱山からのシラジットはクジャクの首の様であり、苦く、熱い。苦く、わずかに塩辛く、冷たいものは、鉄鉱石から得られたものであり、すべての中で最高級である。どのタイプのシラジットも牛の尿のような香りがし、どのような状態にも適用できるが、若返りを目的とした使用においては、最後のものが好まれる。上記のタイプのシラジットは、それぞれヴァータ・ピッタ、カファ・ピッタ、カファ、トリドーサに有効である。

シラジット投与中は、ビダヒ(灼熱感や胃酸過多を引き起こす)と重い物質、特にホースグラム(マメ科の熱帯植物)を避けるべきである。ミルク、バターミルク、ミートスープ、ベジスープ、水、尿、様々な煎じ薬が、目的に応じてシラジットを溶かすために使われるが、シラジット克服されがいかない病はこの世に存在しない。