35~44歳|髪の悩み

最近、髪がパサパサして艶がありません。そのためか急に顔が老けたように思います

パーマやカラーリング(※)で流行の髪型を追求してきたのですが、最近、髪が細くなって、切れ毛や枝毛も目立ち、全体的にパサパサしています。美容院ではカット、カラーリング、パーマだけではなく、トリートメントをお願いするようになりました。

美容院に通うのは月1回です。美容院で整えてから3週間を過ぎると、髪の毛がパサパサしてきて広がってしまいます。髪の毛にツヤがなくなると、鏡に映る顔は急に老けます。髪の毛に年齢がでることを、あらためて感じます。

美容院でカラーリングをすると、再び美しい髪が戻ってきます。でも、髪にはとても負担がかかっているのかもしれません。美容院でのトリートメント効果の持続に期待しています。

※ここでいう「カラーリング」とは、化学物質から作られたカラー剤による染毛のことを指しています。

ADVICE

パサパサになった髪の再生をトリートメントに頼るのは逆効果。
さらに髪は傷んで老化します

トリートメントをしなければならない髪質になってしまった、その根本的な原因と向かい合わなければ、問題は解決しません。

ほとんどの方が気づいていらっしゃると思いますが、髪の傷みの原因は、パーマ液や染毛剤など化学物質によることが大きいのです。髪の老化を、実年齢よりも加速させます。

傷んだ髪をケアしようと美容院で施術しているトリートメントにも、問題があります。トリートメントで保湿をすると、一時的には潤い、綺麗になったと錯覚します。でも、しばらくするとまたパサパサとしてきませんか?しかもだんだんひどくなる。

私たちの髪の毛が潤いを保っているのは、頭皮から出てくる脂分と汗が混ざり合い、皮脂膜(保護膜)を形成するからです。人工的に油分を与えてしまうと、頭皮は自ら脂分をだすことを止めてしまいます。結果、乾燥肌や乾燥毛が進んでしまうのです。

まずは、トリートメントが必要な髪質にしないこと。その原因を作っているカラーリングとパーマをやめることです。

長く続けてきたカラーリングをやめるのは難しいかもしれません。カラーリングから1か月過ぎ、生え際に自分の髪があらわれると、「頭がプリンになってしまった」と、すぐに美容院に駆け込む習慣が身についてしまっているのですから。

でも、使い続けていると、平均年齢より若い段階で白髪が増えるだけでなく、薄毛も進みます。化学物質は髪だけでなく、体にも負担をかけます。知れば知るほど恐ろしくて使えないはずです。

自分の生まれもった髪の色を大切にしてください。「黒髪は重くて暗く見える」と気にされている方もいるようですが、まわりの声に踊らされないでください。漆黒の黒髪はとても美しいのです。髪の量が多くて、まとまりにくいと困っているのなら、週に一度、植物の葉を粉砕してできた「ヘナ」を使うことをおすすめします。髪が落ち着いてきます。くせ毛で困っている人も同様です。